当社のなりたち

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History 1960s

幼年教育出版株式会社の設立

 1950年代、一つの幼稚園では実現できないさまざまな事業を多くの幼稚園が力を合わせて実現しようと、大阪府下の私立幼稚園の園長先生が集い、大阪幼稚園友の会が誕生しました。
 大阪幼稚園友の会では、若く情熱のある先生方が現場の経験則だけでなく、科学的・理論的な根拠に基づく幼児教育を目指し、精力的に活動していました。その研究活動によって生み出された「かずあそび」「ことばあそび」を教材化し出版するため、当時、文具事務用品を販売していた髙田靖久に制作を依頼。多くの園長先生から応援を受け、1963年、髙田を代表として幼年教育出版株式会社が設立されました。

History 1970s

ピアジェ博士との交流

 1969年、大阪幼稚園友の会は文部省認可の社団法人日本幼年教育会に発展。発達心理学の世界的権威、スイス・ジュネーブ大学のジャン=ピアジェ博士を主席講師に招き、京都にて「国際幼年教育者会議」を開催しました。日本だけでなく世界各国から1,500名以上の幼児教育者が集うこの国際会議に、幼年教育出版は運営事務局として後援。以降、幼児教育研究と保育現場を結ぶ実践研修会の企画と運営に携わることとなりました。

 日本幼年教育会の協力のもと、国際幼年教育者会議から5年の実践研究・試作期間を費やし、1976年、ピアジェ博士から直接の監修を受けた教材、「ファーストシリーズ はじめてのかず/ことば/かんさつ」を出版。これを機に、ピアジェ理論をもとにした幼児教育への取り組みが全国へと広まっていきました。

History 1980s

教材「めざましあそび」を出版

 幼年教育出版は、その時代に求められる教材を先駆的に開発、出版してきました。1981年には3歳児(年少児)教育に即した教材として「スタートシリーズ はじめてのあそび」を発行。平成元年の幼稚園教育要領の改訂で、子どもの主体的な活動や「遊び」を通しての「学び」が主導されるに伴い、研究期間を経て、1993年に遊びの中から子どもの創造性や問題解決力を育てる教材「めざましあそび」を出版しました。

 めざましあそびは発刊当初から子どもの興味や関心を原動力に、子どもの思考のはたらきや活動の過程を重視し、主体的に考える力や粘り強さ、表現力や協調性などの育ちを大切にしてきました。これは現在いわれている非認知的能力の育成と同じ考え方であり、新しい学習指導要領が育成を目指す資質・能力の3つの柱にもかなっています。

History 2000s

「幼年教育マネジメントセミナー」を開催
安心・安全な、選りすぐりの
サービス・商品を紹介
サポートサイト「Omusubi」を開設

 幼年教育出版は設立当初から園の先生方と一緒に、時代の移り変わりとともに園が直面する新たな課題の解決を模索してまいりました。
2004年からは現役園長が講師となり、園運営や課題解決の手法を共有する「幼年教育マネジメントセミナー」を開催。同じ課題をもつ園長先生同士の情報交換や、新たな仲間の輪ができることで「明日から私も頑張ろう」と刺激が得られる場として好評を博しています。

 全国の園の先生方との交流のなかで、新しい商品やサービスを導入して役に立ったお話しをお聞きすることや、また、これから新しい商品やサービスを導入したいが、いろいろあってどれが信頼できるのかわからない、といった声をお聞きすることがありました。そこで2017年から、園・子ども・保護者の安心・安全を最優先に、選りすぐりのサービス・商品を紹介するサポートサイト「Omusubi」を開設。園の立場に立ってご相談をお受けし、当社のネットワークを活かして園と新しいサービスや商品とのご縁を結ぶお手伝いをしています。

Omusubi お仕事や想いを結ぶサポートサイト
History 2020s

新しい幼児教育のパートナーとして

 子どもたちの成長を願い、園で日々懸命に幼児教育を実践されてきた先生方の熱い想いと、「子どもはその発達段階に応じて、まわりの人や自然、さまざまな環境と積極的に関わり、人として生きる上で不可欠な感性や想像力、思考力を育んでいく」というピアジェ理論に基づいて、私たちは創業以来、多くのご指導とご支援をいただきながら、子どもたちの「心」と「生きる力」を育む事業に取り組んでまいりました。

 近年、科学技術の進歩は著しく、それとともに時代や社会、生活も目まぐるしく変化しています。一方で人と人とのふれあいや、人と自然とのつながりを求める声がこれまで以上に大きくなってきています。私たちはそのような状況のもと、未来に向かって一歩ずつ歩み始めた子どもたちの姿をしっかりと見つめながら、全国の園の先生方とのつながりをさらに深めつつ、幼児教育の現場でいま求められる「ひと・もの・こと」をご提供できるよう、全力をそそいでまいります。

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